VR中心、雑記ブログ

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ASUSが、マイクロソフトのHololensに似たARヘッドセットを2016年に発売

www.tweaktown.com

台湾のASUSが、マイクロソフトのHololensに似たARヘッドセットを2016年に出すことを認めたって。

かなり力を入れて作っているようで、マイクロソフトのHololensに似たものになるけど、安くする予定だと。

Hololensは、開発者用だけど、3000ドルする。30万円以上ということで、製品版になっても値段が下がることはあるのか?と思うので、これを導入するのは、よほど興味がある人だけだろう。ということで、リンク先のサイトでは、500ドルから1000ドルのラインに入れられれば、人気が出るのではないかと予想している。確かに、10万円くらいまでならば、アーリーアダプターになろうという人も出てくるだろう。

リンク先では、1月のCES 2016か、6月のComputex 2016には出てくるのではないかと予想している。

 

どうなんだろうなあ。ARヘッドセットが手の届く値段で出てくるのはとても嬉しいけれど、安かろう悪かろうでは意味がない。記事では、ASUSが開発にかなり力を入れていることも触れられているから、大丈夫だとは思うのだけど。でもまあ、Windows10と融合する形で開発が進められているHololensほどリッチな体験ができるのかというと疑問だ。ソフトメーカーもまずはHololens対応ありきで作るだろうし。

現在も、本格的なVRが来年開始される予定の一方で、手軽なVRとしてGoogle Cardboardとかハコスコとかが発売されている。スマホをVRのために使うやつ。俺は使ったことがないから確かなことは言えないのだけど、それ専用に開発されたGear VRとかならばまだしも、ああいう類いの廉価版VRではかなり劣悪な体験しかできず、それでVRがつまらないものだと思ってしまったり、VR体験を不快なものだと思ってしまったりすることがあると聞く。そして、そうやって入り口で踵を返してしまった人が、戻ってくる可能性はどの程度あるのだろうか?

ASUSのARヘッドセットがそのようなものにならないことを祈る。

(正直、今はよくなっているのだろうけれど、ASUSが、Appleを真似して出した薄型ノートPCはひどいものだった。ZENとか言うシリーズの最初のやつ。安い値段に期待してアーリーアダプターになったのだけど、本当にひどかった。真似できているのは外見だけで、中身は粗悪な体験しかできないものだった。キーボードもひどいし、タッチパッドもひどい。当時から辟易していたけれど、今はMacbook Proをサブのコンピューターとして使っているからなおさらわかる。あれは本当にひどかった。まあ、ASUSもトップメーカーとして成長した。だから、今は良くなっているだろう。(あれに懲りて俺はASUSの製品には近づいていないのでわからない。)しかし、ASUSが今回もその轍を踏まないという保証はない。貧弱なAR体験を数万円もかけてしてしまって後悔した人が、またARに戻ってくる可能性はどの程度あるのだろうか?正直、最初からリッチな体験ができそうなものを買った方が良い気がする……。まあ、今のところ体験リポートとか読む限り、マイクロソフトのHololensもかなり貧弱な体験しかできないみたいだけど。ARヘッドセットは、まだまだ黎明期ということだろう。本当にリッチな体験がしたい人は、価格も性能もこなれてくる数年後を待った方が良いのかもしれない。)