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VR中心、雑記ブログ

ブログ名は適当。あとで変えるかも。

Intel SkylakeのCPUの一部はCPUクーラーの重みで曲がることが判明!

www.fudzilla.com

Skylakeの一部のCPU(Core i7-6700KやCore i5-6600Kなど)では、今までよりも薄くなったため、クーラーの重みに耐えきれず、曲がってしまうことがあることが判明した。

壊れたSkylakeのアップ

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今までの物よりも薄くなった基板

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重みで壊れたソケット

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Arcticなどの一部のメーカーは「うちのCPUクーラーはインテルからの技術的仕様に適合しており、安全です」と発表し始めている。EK Water Blocksは、自社の最新の-MXや-EVOなどのシリーズは大丈夫だが、古いものはLGA1151タイプのCPUにはやめておいた方が良いと述べている。NoctuaのSecuFirm2はコイルスプリングシステムで耐久性を高めているので、おそらく安全だろうとのこと。

この問題は、輸送時や、PCを動かした時や、もっとシンプルに言えば、CPUとクーラーに衝撃が与えられた時などに起きる可能性が高いそうなので、重いクーラーを使っている時には、輸送や動かすことはできるだけ避けて、どうしても動かさなければいけない時にはクーラーを外すことをfudzillaではすすめている。

 

とりあえず今のところ、インテルからはこの問題に関して、プレスリリースなどは出されていないようだ。というか、出るのかもわからないけど。

CPUクーラーを製造するにあたり、おそらくインテルからはこのCPUには、これくらいの重さならば大丈夫、などの技術的仕様を出しているのだろう。だからArcticなどのように、「うちのならば大丈夫」というようなことを言えるのだろうと思う。なので、Skylake対応CPUを謳っているならば、基本的には大丈夫なものが多いだろうとは思うのだけど、それでも輸送時などに曲がることは十分考えられる。Arcticのように安全だと言っているメーカーのものでも、通常の使用においては問題なくても、輸送時に衝撃が加えられた時などにどうなるかはわからない。

近々、BTOで6700Kの買おうと思ってたんだけど、不安になってきた……。

 

追記

www.pcgamer.com

以下、翻訳

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インテルのSkylake CPUはいくつかのクーラーのプレッシャーで曲がってしまう

 
いくつかのSkylake CPUはサードパーティの重いCPUクーラーの加重で文字通り、曲がってしまう。あるいは、もっと厳密に言えば、いくつかのクーラーのプレッシャーが「発揮される」とSkylakeのチップにはダメージを及ぼすようだ。
疑いの強い犯人とは……インテルのSkylake CPUで過去の物よりも薄くなったウエハーだろう。インテルによれば、薄くなった基板はしかし50パウンド(約22kg)の静荷重に耐えられると位置づけられているが、しかしながら問題は実際に起こっている。そう、我々自身が体験したのだ。
 
最近、Skylake i7-6700Kを二つのシステムの間で移動させようとして、Maximum PCの我々の同僚がまさにこの曲がってしまうという問題を経験した。このダメージはEK-XLC Predator 240とDeep Cool、Corsair H90のそれぞれ水冷クーラーを取り付ける時に起こった。
私たちは、これらのクーラーを電動ドライバーで取り付ける時に、チップに過大な加重がかかってしまったのだと思っていた。スクリュードライバーがダメージを与える量の力を加えてしまうことは考えられるし、その場合、そのダメージはユーザー側の問題だろう。
しかし我々はインテルの過去の、もっと厚いウエハーを持つCPUでは、これまで同様の問題など経験したことがなかったのだ。
 
ドイツのPC Games Hardwareが最初にこの問題について11月30日にレポートしている。そしていくつかのサードパーティ製のクーラーメーカーがこの問題についてコメントしている。Arcticは運搬時にはCPUクーラーを外すことをすすめている。(もしもPCが落とされたとしたら、重いクーラーはチップにダメージを与える可能性はあるだろう、とのこと。)マザーボードに接触しているピンは、そしてCPUそれ自体までもが、特にPCが衝撃を与えられた時などには、曲がる可能性がある。
 
EKとNZXTはTom's Hardwareに彼らのクーラーは完全にインテルの加重制限に準拠していると伝えている。しかし二社とも、古い世代のクーラーは大きすぎるプレッシャーを与えてしまうかもしれないから、使うのはやめておいた方が良いとすすめた。
Scytheはウェブサイトでサポートとして、ネジセットの調整により、Skylake用クーラーの加重を減らすことができると伝えている。新しいネジセットを無料で顧客に送るとのこと。
 
インテルはTom's Hardwareに、問題は調査中であると述べている。
我々はCorsairにコメントを求めているので、何かアップデートがあったときには、伝える。
 
もしも君が近いうちにSkylake CPUを取り付けようと思っているならば、優しく設置するように。

 

翻訳もう一つ

www.tweaktown.com

Skylake CPUはいくつかのクーラーによってダメージを受ける

 

Skylake CPUはいくつかのクーラーによってダメージを受ける可能性があることがわかった。
 
PCgameshardware.deはインテルのSkylake CPUをテストして、過去の世代よりも薄くなった基板のため、クーラーがCPUとソケット両方にダメージを与えてしまうとわかった。
 
現在のところ、Scytheのみが、クーラーがSkylake CPUにダメージを与えてしまうと認めた。この一社のみが、まだ今のところではあるが、影響を受けると認めている。
Arcticは自社製のクーラーでは問題は起きないと保証したが、クーラーをつけたまま輸送はしないように、とアドバイスした。NZXTとEK Water Blocksは、彼らのクーラーでは報告されている問題は起きないと述べている。ただし、NZXTからのHavik 120/140などの過去の世代の大きなタワークーラーや、「昔ながらの、不明確な、クランプ力で設置する機構の」LGA-1151互換の過去の水冷クーラーは除いて。これらは、Skylake CPUとも互換性を持つが、二社は注意を促し、それらをSkylakeに使用しないようにすすめた。
 
Scytheはこの問題を考慮し、クーラーの設置機構をデザインしなおして、ネジを変えることで設置プレッシャーを減らすようにした。もしもあなたが、Scytheの阿修羅、無限4、無限4PCGH-Edition、風魔、忍者4、グランド鎌クロス4、無限マックス、虎徹などを持っている場合は、フォームからメッセージを送れば、無料のネジセットがもらえる。
 
インテルは問題については把握しており、現在調査中であると認めた。「いくつかの変化が影響している可能性がある」と述べた、そして基板は薄くなったが、前世代と同様に、50ポンド(約22kg)の最大静荷重は保っていると述べた。
インテルは以下のステートメントを出している。
「LGA 1151 ソケットを使用している第6世代のインテルコアプロセッサーに対するデザイン仕様書ガイドラインは前世代から変わっていない、そしてパートナー達とサードパーティ製造業者にも利用可能となっている。インテルは、サードパーティのデザインが、推奨されたデザイン仕様書に忠実であるかどうかについてはコメントできない。特定のクーラー製品についての質問に関しては、製造業者の意見に従う他ない。」
 
この発言を解釈すれば、インテルはいくつかのクーラー製造業者は彼らのデザイン仕様書に従っておらず、そのためこの問題が起きていると信じているようだ。
 
いずれにしろ、おそらくSkylake CPUにヒート・シンクをつけたまま旅行するのは避けるのがベストだろう、そしてもしもSkylakeでシステムをアップグレードするならば、古い世代のクーラーを避けるべきだろう。

 

上の記事内にあるScytheによる「新しいネジセットのサポート」は、Scythe EUのみの対応であり、日本のScytheは対応しないとのこと。

サイズによれば、この問題は、ドイツなどの「配送業者が荷物を乱雑に扱う環境」で起きていることであり、日本では起きることはないとのこと。

しかしながら下の記事を見ると。

plaza.rakuten.co.jp

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(右側が6700K、左側が6700T)

日本でも、サイズのSamuel 17(Prolimatechの日本代理店として販売しているのかな?この製品はヒートシンクが410gでファンがおそらく150gくらいなので、クーラーの中では比較的軽めの方だと思う)を使っても起きている問題のようなんですけどね……。(ちなみにこの方は、クーラーをつけてから輸送してもらったとかではなく、個別に買って組み立てて、クーラーをつけて、ほとんど動かさなかったみたいです。それでも曲がったということは、普通に使っているだけで曲がるってことでしょうか……。)

「クーラーの重み」の問題というよりも、メインは「設置方法(ぎゅーっと圧迫するような)」の問題のようなので、空冷クーラーでも水冷クーラーでも起きるようですね。まあもちろん、ぎゅーっと圧迫した上にさらに重いものが載ればそれは起きる確率を高めるでしょうけれど。

普段、「クーラーを外してCPUの曲がりを確認する」なんてなかなかしませんから、正常に動作するようならば(上記ブログによると、多少曲がった状態でも正常に動作するようです)、気付かないことがほとんどでしょう。

 

これは……どうなんでしょうね。6700Kやめた方がいいのかなあ……。

 

追記の追記

よっちゃんのチラ裏 Skylakeに大型CPUクーラーを使用すると損傷を受ける場合があるらしい

ドイツ語の元サイトに掲載されている各社の対応について、簡潔にまとめた方がいらっしゃいました。

日本で問題の起きているProlimatechも「大丈夫だ」って言ってますね……つまり、大丈夫だって言っているところでも安心は出来ないということですね。

 

追記の追記の追記(12/9 2:56)

翻訳追加。クーラーメーカーCRYORIGの問題に関するステートメント

CRYORIG | Research Idea Gear

CRYORIG Skylake PCB問題に関するオフィシャルステートメント

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私たちCRYORIGは、以下のインフォメーションとステートメントを出します。これは、Skylake CPUのPCB(基板)へのダメージについての最近のニュースと議論に関するもので、業界にいる多くの方がPC移送時のヒートシンクの異常な据え付け圧力によるものだと考えているものについてです。まず第一に、CRYORIG製品のユーザーに、現在のところCRYORIGヒートシンクでは、メディアのリポートにおいても、サードパーティの販売窓口においても、内部のテストにおいても、この問題は起きていないと保証したいと思います。CRYORIGヒートシンクは1151プロセッサーソケットと完全にコンパチブルであり、CPU製造メーカーの仕様書に従っております。しかし、安全上のご注意として、我々はユーザーの皆様に、PCを運ぶ時には常に、PCを横にして(ヒートシンクが垂直になるように)おいていただきたいと思います。
CRYORIGの製品は問題を示していませんが 、現在我々が持っている情報とテスティングレポートをもとにして、我々はPCBダメージ問題についての忠告と洞察を導き出しました。我々の観察によると、PCBへの曲がり・ダメージの原因は、2つのファクターから引き起こされております。
 
A) 柔軟性・たわみ性のない、CPUヒートシンク設置システムによる強い据え付け圧力
B) ヒートシンクの重さとPC本体の移動により作り出された、強められた指向性のある力
 
メディアによって伝えられているケースでは、これらの問題は「組み立て後配送」のシステムのみに観察されると言えます。これらのシステムは、ヒートシンクが配送前に設置されるため、二つのファクター、AとBに当てはまります。
このように、もしもヒートシンクがすでに、たわむような柔軟性のあるシステムのないままに強い据え付け圧力にさらされた場合、大きな重量のうえに配送中に投げられたりしたならば、ヒートシンクの力が最もやわらかなポイントを曲げてしまうことはあり得るでしょう。この場合、最もやわらかなポイントとはSkylakeのPCBです。
我々の仮説によれば、それでは何がCRYORIGのヒートシンクを安全に保っているのでしょうか?我々の製品ラインナップでは、二つの異なる設置システムを用いています。

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一つは、重量の大きい製品のMultiSegで、二つ目はX-BarとMultiSeg Lightがあります。MultiSegクイックマウントシステムは頑丈なMedium Carbon Steelバックプレートを使っています。我々はMedium Carbon Steelを強力な引っ張り強度のために選びました。それはR1やH5などのより重いヒートシンクを使用している時に、メインボードが曲がるのを防いでくれます。剛性の高いバックプレートとともに、スプリングスクリューシステムは下方への締め付け設置圧力をもたらします。このタフなフレームと比較的ソフトなたわみ性・柔軟性のコンビネーションが、なぜCRYORIG製品がCPUのPCBにダメージを与えないかを説明してくれます。必要以上のベクトル・指向性の力にヒートシンクがさらされたときには(配送のような)、システムの一番やわらかい部分がたわみます。この場合、スプリングスクリューは、サスペンションシステムにとてもよく似ていますが、余分な外力を吸収し変形します。

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我々のもっと軽い製品については、X-BarとMultiSeg Light据え付けシステムとともに、剛性のあるスチールのバックプレートを省略し、30% Fiber Glass PBTを使用します。我々のH7/M9とC7のようなより小さな重量のヒートシンクはメインボードにより小さな圧力しかかけません。これがスチールのバックプレートが必要でない理由です。また、Fiber Glassで満たされたPBTを使うことには複数のメリットがあります。
 
物体の弾性係数 (高いほど剛性が大きい)
30% Fiber Glass PBT 15.0 GPa Max
Medium Carbon Steel 213.0 GPa Max
 
30% Fiber Glass PBTの弾性係数は15.0 GPaです。一方、Medium Carbon Steelは213.0 GPaです。この構造的なサポートと弾性のコンビネーションが、これらのバックプレートシステムに余分な力が与えられた時のたわみのポイントとなるのです。製品の小さな重量それ自身が指向性のある力を与えられた時の安全性を高めます。
全体的には、デリケートな精密機械の配送時には常に注意が払われるべきではあるものの、我々は、CRYORIG製品については、ユーザーの皆様に安心感を持っていただきたいと思います。我々のよく調整された設置キットは安全に使用できます。さらに言えば、動かさないPCについては、何も心配することはありません。

 

ということで、CRYORIGの、問題に関する分析(と自社製品の宣伝)でした。CRYORIGは、配送時にしか問題は起きていないと思っているみたいです。そのため、スプリングで弾力がもたらされていれば、配送時の万一の事故も起きない、と言っているみたいです。普段使いにしても、今回の問題は設置圧の問題だとすれば、スプリングがあれば、過度にしめすぎることも少なくなるでしょうし、確かに効果はあるんでしょうが。

しかし、問題は配送時以外にも起きているということについての分析も欲しかったですね。

ちなみに他にスプリングシステムを用いているところというと、Noctuaなどがありますね。Noctuaも、最初の情報元であるドイツのサイトで「うちにはスプリングのシステムがある」と、現在のところカスタマーからは問題発生の報告がないことを述べていますね。

 

追記(12/18 22:32)

日本の株式会社サイズ対応を発表しましたね。しかし対応はMUGEN4のみのようです。やはり、サイズも「輸送時の衝撃」が原因だと考えているようですね。それだけではないような気がするのですが。

 

www.pcworld.com

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MSIが、CPUガードを発表しました。曲がるのを防いでくれるみたいです。しかしながら、これが本当に効果があるのか、いつ出るのか、値段はいくらか、はわかりません。