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VR中心、雑記ブログ

ブログ名は適当。あとで変えるかも。

Oculus Rift感想・レビュー

※2017/03/02追記:Oculus Rift、安くなりました。

www.moguravr.com

 

 

Oculus Riftを購入してからしばらく経ったので、感想を書いてみようと思う。

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www.oculus.com

 

Oculus Riftは、VRを体験できるヘッドマウントディスプレイ。上のように、頭にかぶることで、目の前110度程度をディスプレイで覆うことができ、付属のカメラによりそれがどこに動いたかを検知して、自分が向いている方向の画面を見せる装置。前を見れば前が、後ろを見れば後ろが見えるので、つまり、画面の中に入った感じになる。言葉で説明するよりも、実際に動画を見た方がわかりやすいと思うので、下の動画をどうぞ。口の悪いおじちゃんかわいい。

www.youtube.com

初めてプレイした時は、VRというものを本格的に体験したのは初めてだったので、衝撃的だった。「人生が一変するほどの体験」とかそんなことを言う気はないが、色々な分野で、確実に「体験」というものの質を変えるものに感じた。

ものが近付く時にとてつもない臨場感がある。現実で何かが飛んできたら反射的に避けると思うけれども、本当にそんな感じがあるから、VR世界で何かが飛んでくると避けてしまうし、誰かが近付くと、恥ずかしくなってくるし、体温とかを感じる。クロスモーダル現象という錯覚らしいけれども。

対象のキャラクターなどが実際に「そこにいる感」がある。だから、「好きなキャラクターに会いたい!」と思っている人などには夢の技術だと思う。

段ボールVRを持っていたけれども、それとは別次元。段ボールVRや簡易型のスマホVRで衝撃を受けて、本格的なVRHMDも欲しくなるという人はいるんだろうけれども、個人的には段ボールVRで「VRってこんなものか」と思ってしまった。まあ、自分は段ボールVRと本格的なVRは全然違うという事を読んでいたので、半信半疑ながら購入したけれども、本当だった。

俺の部屋は非常に散らかっていて、自由に動けるところと言えば椅子の周り1mくらいしかないが、それでも普通に遊べている。というか、Oculus Rift向けのゲームは座っているか、あるいは立っている程度を想定して作られていて、歩き回る必要はほとんどない。
Viveは動き回れるけれども、なんかやっぱりKinectとかと同じで全体を使って動き回るのは最初だけで、しばらく経つと座ってプレイするのが普通になるとか。それでも、「いつでも動き回れる」というのは強いと思う。

よくVRで見た方向の映像を映しながら、ワイプで装着者の様子を映したりするけれども、あの映像だけを見て、「ああ、なるほど、VRってこういうのなのね」とか思ってしまうのは間違いだと気付いた。VRは、あれよりも数倍ここにいる感、そこに相手がいる感、がある。具体的には、HMDで見えているのは、あの映像の一部分なので、物がより大きく見える。外部映像では少し遠くに立っているように見える対象が目の前にいる。そして、3Dの効果は凄まじい。これのおかげで現前感が凄まじい。目の前にあるものや遠くにあるものがその通りそこにあるように見える。これの効果は凄まじい。

 

悪い点

VR酔いについて。俺は普通のディスプレイでプレイするFPSとかアクションとかで酔ったことは一度もないけれども、VRではたやすく酔う。VR酔いしやすいゲームと酔いにくいゲームがあって、自分の体へのフィードバックが何もないのに周囲の風景が素早く動くゲームは酔いやすい。つまり、FPSとかローラーコースターとかは酔う。メーカーが何らかの対策をしないとまともにプレイできないと思う。逆に、その場からほとんど動かないゲームは酔いにくい。定点で周囲から迫るゾンビを撃ちまくるとかそういうの。メーカーの対策によってかなり変わるので、酔いやすいタイプのゲームでも、例えば移動はワープとかにすれば酔いにくいと思う。
酔いの感覚としては、車酔いや、椅子でぐるぐる回った時の感じに近い。かなり不快な酔い。そして、「一切車酔いしない」とか「椅子で回っても酔わない」という人がいるように、VR酔いをしない人もいるらしい。まあ、かなり少ないっぽいけれど。
あとこれ、初回の体験時にVR酔いを体験した人はイメージがだいぶ悪くなると思う。VR酔いしないコンテンツはたくさんあるんだけど、初回の体験でそんなことわかるわけない。「これがVR酔いか、ああ、自分はVR向いていないんだな」と思ってしまうと思う。
 
Riftはメガネをしているとやりにくい。俺はたまたま現在の視力に合うメガネを三種類持っていて、その中にほどほどに小さいものがあったので、なんとかプレイすることが出来たが、あとの二つはそもそもHMDの中に入らなかった。そしてなんとか入るメガネも、少し押しつけられるので、裸眼かコンタクトの方が楽なのは確実。まあ俺は面倒くさいのでずっとメガネだけど。人によっては新しい、小さいVRのためのメガネを購入したり、これを機にコンタクトにしたりしている人もいるらしい。あるいは、顔に触れるウレタン?か何かの部分がメガネのツルに干渉しているので、これを削ればいいという人もいる。俺はちょっと怖くてできていないけれども。
メガネをしていても、かぶるのは慣れれば特に苦労しない。初めてかぶる時はバンドの長さを調整したりメガネが入らなくて困ったり、これ大変だなぁ……と思ったが、慣れた今ではまったく苦労しない。帽子をかぶるのより少しめんどいかな、くらい。
 
Riftは鼻のところの隙間が非常に大きくて、これが没入感を削いでいるのは確実なのだけど、しかしこの隙間がなければ、周囲がまったく見えないので、なかったらなかったできつい。ViveはHMDの側面ボタンを押せば白黒でカメラからの映像が見えるらしいけれども、そういうののないRiftでは、一度HMDをかぶったら周囲はほとんど見えない。かぶった後に何かPCを操作したい、となった時にちょっと間抜けだけど、少し頭を上に向けて、鼻の部分の隙間からマウスとキーボードとPC画面を見ながらちょっと操作する方が、一度HMDを外して操作するよりもずっと楽。
 
Rift及びViveのディスプレイ有機ELなのだけど、ある種の有機ELディスプレイの問題点として「スクリーンドアエフェクト(網戸効果)」というのがあって、光点の間の網目が目立って見えてしまうというもの。(ちなみにPSVRはこの網戸効果のない有機ELを使っているので、解像度ではRift及びViveに劣るけれども、むしろ綺麗に見える、というのを以前どこかで読んだ。)
 
重さは470g。これがずっとつけていると、結構疲れる。締め付けも相まって、1時間もつけてから外すと、かなりの解放感がある。しかし、Viveはもっと重い上に、バランスが悪いらしく、Riftよりもかなり疲れるらしい。ちなみにPSVRは一番楽という話。
 
しかし、これらの悪い点は、いずれ新しい世代では解消して欲しいけれども、VRの体験自体の凄さと比較したらどうでもいいことだ。
 

Oculus RiftとHTC Viveの比較

対応ソフトとかは抜いて、Oculus Riftで出来ることは基本的にViveでも出来ますが、Viveで出来ることでもOculus Riftで出来るわけではありません。つまり、現在のところViveの方が出来ることが多いです。
Oculus Riftにも良いところはあります。ViveとRift両方持っている人に言わせれば、画質はRiftの方がわずかに良いらしいです。(ディスプレイは同じもののはずなので、レンズの出来のためとか。)

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こんな感じっぽい。クリックして拡大して見てみてください。VRではディスプレイは目の前にあるので、結構違いがはっきりするらしい。確実にこの通りかはわからないので、参考程度に。
RiftとVive両方持っている人で、Viveの方が画質がいいと言っている人は見たことがありません。
あと、HMD自体の重さが軽い上に、バランスもいいので、かぶっていて疲れにくいです。
 
Riftにはヘッドホンが付いている。別にHMDをかぶったあとヘッドホンをつければいいだけだからいらなくない?という人もいるだろうが、まあ、なくて困るものではない。やっぱり、一手間減るというのは確実に楽だし、意外に音質も悪くない。しかし、まあ別にこれを理由にViveとRift迷っててRiftに決定するほどのものではないと思う。
 
あとは、Rift専用コントローラーであるTouchの出来はいい、とは言われています。

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TouchとViveのコントローラーを両方体験した人でTouchの方が下だと判断している人は見た事がありません。Touch単体の感想記事では絶賛記事が多いです。とはいえ、問題ばかりのOculusのことですから、Touch販売時にもすんなりと行くかはわかりません。それに、今すぐコントローラー付きで遊びたいんだ!という人はもちろんいるでしょうから、Touchが待てないという人はViveの方がいいと思います。Viveも、さすがのトラッキング精度で、やっぱり専用コントローラーはあった方がずっと楽しいようです。
※2016/12/21追記:Touchが届いたのでしばらく遊んだのですが、すごいです。Touchの出来は本物でした。正直これだけで、Rift選んで正解だったかもなーと思っています。
 
Viveの特徴であるルームスケールですが、一応、カメラを置く位置を注意すれば(机の奥に置くと机の手前の部分が邪魔になってしまうので、この動画でも机の手前ギリギリに置いていますね)、2m×2mとかの範囲は、Riftでも動けます。
カメラ一つではこのカメラの死角(例えばTouchが体の後ろに入るなど)になるとトラッキングが無理ですが、Touchが発売されて、Touch付属のカメラと二つになれば、そのカメラを後方に置くことで360°全てをカバーすることが出来るようです。
しかし、Viveがそれを完璧にいつでもできるのに対して、カメラ二つの置く位置を気をつけなければいけない、というのはなかなか難しいです。Viveは最初の設置時に高所二カ所にベースステーション(カメラのようなもの)を置く必要があるため、結構大変だそうですが、それを済ませてしまえば後はいつでも、問題ありません。Riftも最初に置く位置を気をつければいいのですが、この動画の通り、約2m以上離れるとトラッキングを失うため、設置位置も難しいです。(「別にそんなに動けるスペースもないから、Riftでいいや」という人もいると思いますが、「そもそもトラッキングが狭い範囲に制限されている」と「自室の動けるスペースは狭いけれども、いつでも動き回れる」の差は結構でかいのではないかと思っています。Riftで別に私も困っていませんが、動き回れるのならばこんなことも出来るのかな、ということはちょっと考えます。)
つまり、ルームスケールがやりたいのであれば、素直にViveを買った方がいいと思います。まだ出ていないTouchの出来を信じるのならば、Riftってところですかね。
もちろん、対応ソフトで決めるのもありだと思います。(とはいえ、今のところ「キラーソフト」と呼べるようなものはどっちの陣営にも出ていないと思いますが。Fallout4とかが今後Viveに対応することを表明していますので、それくらい?まあ、Riftに絶対に対応しないのかはわかりませんが。)なお、多分Viveの方が売れているので、勝ち馬に乗りたいのならばViveだと思います。しかし、そもそも売れている方のViveでも10万台程度と予想されていますので、母数が少ない。(※2016/12/21追記:私は認識違いしていたようで、販売台数では現在、PSVR>Rift>Viveの順番のようです。)ので、次世代機が出る前にViveが圧倒的になってソフトもほとんどViveでしか出ないというのはちょっと考えにくいです。というか、本当の勝ち馬に乗りたいのならばPSVRだと思います。PCでのVRはどちらも母数が少ないので、「片方のみ対応」では販売数がもっと少なくなりますので、基本的にどちらにも対応する形でほとんどのゲームの開発は進んでいます。
 

今、買う必要があるか

VRの普及は2018年頃と見られているらしい。つまり、現在は普及前の段階。アーリーアダプターとまでは言えないかもしれないけれども、まあ、一般層よりは早いのは間違いない。ということで、VR機器にも結構問題はある。パーフェクトな体験をしたいのならば、一般層にも手に入りやすくなる頃を待った方がいいんじゃないかと思える。というか、多分パーフェクトな体験まではもっと5年とか10年とか、時間がかかる。しかし、我慢が出来ない!という人はいるだろうから、そういった人達は衝動に従えばいいんじゃないかな?結構楽しい体験はできると思うよ。
 

VRは、俺は体験している人のリアクションの大きさを見て、すごいんだろうなあ、と思ってOculus Riftを買った。だけど、それを購入動機とするのはなかなか難しいだろうと思うので、ぜひ体験してみてほしい。体験しないとすごさがわからない、というのはよく言われているけれども、これは本当だと思う。

 

※2016/12/21追記:アナリストは2017年Q4から2018年Q1あたりに次世代が出るのではないか、と予想しているようです。ご参考までに。

 

必要なPCスペック

現在、VRは「かなり高度なグラフィックを右目左目二画面分描き出す」というものなので、かなりハイスペックなPCが必要です。
 
ビデオカードNVIDIA GTX 970 / AMD R9 290と同等かそれ以上のもの
CPU:Intel i5-4590と同等かそれ以上のもの
モリー:8GB RAM以上
ビデオ出力:Compatible HDMI 1.3 video output
USBポート:3x USB 3.0 ports plus 1x USB 2.0 port
OS:Windows 7 SP1 64 bit or newer
 
これがわからない人は自分でPC関連のサイトなどを検索して調べてください。まあ、「まったくわからない」という人は多分BTOかなんかで対応PCを買うしかないんじゃないでしょうか。私のPCは5年前くらいに購入したものだったので、パーツ入れ替えよりも丸ごと買った方がいいなと思ったのでBTOで購入しました。
ちなみに現在のPCがRiftに対応しているかを調べるプログラムが公式サイトにあるので、気になる人はどうぞ。