VR中心、雑記ブログ

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脳へのインプラントで記憶力向上に成功

interestingengineering.com

 

脳へのインプラントで記憶力を向上させることが可能っぽいという実験結果が出たらしい。

元々治療目的で脳に電極を埋め込んでいたてんかん患者15人に協力してもらったそう。実験の流れは、まず画像を見てもらい、すぐにそれを思い出してもらって、その脳神経の状態などを記録する。そして、2分後、75分後にそれぞれ思い出してもらい、その時に記録した脳神経の状態になるように電極で刺激を与える。すると、2分後の状態で37%、75分後の状態で35%の記憶力向上が見られたとのこと。(詳しくは元記事を。)

 

今回は15人それぞれの脳の状態を記録し、それを再現したという事で、やはり記憶とかそういうのは当然「ここを刺激すれば誰でもこれを思い出す」みたいなものではないのでパーソナライズが必要みたいだけど、これもまあいずれ技術でどうにかできそうな部分ではあるだろう。

これどんな感じなのかなと思ったのだけど、卑近な例えになるが、ど忘れした時に直前にやっていたことを再度行うことで、ああそうだ思い出した、となることがあるけれども、あれに近い感じなのかな。現在でも記憶術として「顎を触りながらそのイメージとともに覚えると、同じ動作をすることで思い出しやすくすることが出来る」みたいなのがあるけれども、ああいうのを頭の中で物理的にやってしまうっていうことなのかもしれない。

SFとかで「記憶装置を頭に埋め込むことで記憶力がアップ」みたいな話はよくあるけれども具体的にはどうやるのだろうと思っていたが、なるほどこれならばなんというか「自分が思い出したこと」との区別無く自然に「思い出す(記録を引き出す)」事ができそうだ。

(でもパーソナライズがうまくいかないと「昔付き合った恋人の顔が思い出したいのに、どうしてもライオンが浮かんでくる」とかなっちゃいそう。)