VR中心、雑記ブログ

ブログ名は適当。あとで変えるかも。

HTC、新型VRヘッドセットVive Pro発表

www.moguravr.com

 

panora.tokyo

 

結構しっかりした新型が出てきたようだ。色々と変わっているので詳細は上の記事などを読んで欲しいが、一番のわかりやすい違いは解像度向上だろう。今までの2160×1200から2880×1600の有機ELになったようで。ppiだと、447ppiから615ppi。実際に見てみないとどれくらいの感じになったのかいまいちわからないが、MoguraVRの実際に体験した感想は

解像度に関しては、確かに美しくなっています。特に、これまでボヤけていることの多かった文字がくっきりと表示されている点は大きな改善点でした。

ということらしいので、ある程度期待していいのかな?これまでのVR体験の不満点と言ったら色々あるけれども、まあ解像度っていうのが一番大きかったかなと思うので、そのあたりがそんなに不満ない感じになってると嬉しい。とはいえ、価格などもまだ発表されていないので、買えるかどうかわかんないけど……お金ないし……。

(スクリーンドアエフェクトはどうだったんだろうか。このppiになると気にならないレベルになるのかな?)

あと、この解像度を活かそうとなるとGPUも一気に厳しくなる。一応これまでのままで動作環境大丈夫ですよってHTCは言っているのだけど、まあそりゃこれまでのままの画質でよければ動作環境は変えなくて大丈夫なのだけど、この解像度のものを買ってこれまでどおりの画質で我慢するってのもあほな話で、ということは多分これを活かすには最低限1080とか1080tiとかが必要になるのかな、という印象。わからないけどね。やっぱりまだVRは黎明期なので、解像度とGPUの性能のおっかけっこというか、ユーザーはどっちも更新しなければいけないのがきついですね。まあ、発展してくれる分には仕方ないですね。発売時期と価格の発表が楽しみだ。

HTC Viveが1月8日なんらかの新ハードウェア発表?

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HTC Viveの公式ツイッターが、上の画像をツイートした。詳細はわからないが、Resolution(解像度)に関するなんらかの新しい情報が1月8日のCESで発表されることを予告していると読める。

何を意味しているのかは正確にはわからない。下の本体イラストがおそらく現行世代そのままであること、「解像度」のみを強調していることからすれば、「現行の本体の解像度だけアップバージョンがCESで発表されるよ」と読むのが普通の読み方だろう。もしかしたら完全な次世代の可能性もないわけではないが、その可能性は薄いだろう。

 

Vive、Oculus Riftの値下げで普及台数抜かれていたっぽい?し、HTCが経営が厳しいとかいう話も出ていたので心配していたのだが、とにかく、楽しみに待とう。

 

追記:

www.moguravr.com

あー、なるほど。New year's resolutionって新年の抱負のことなのね。海外でダジャレがどうとか言っている人を見たからなんか掛詞なんだろうなと思っていたのだけど、めんどくさくて調べてなかった。まあ、やっぱりどうでもいいちょっとしたネタではあったけど。

2018年ですね

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このパルマーの回答、ちょっと感動した。パルマー、熱く夢見てる奴だな。

売上はアナリストたちが予測したように良いものだったでしょうか?もちろんそんなに良くありませんでした。VRのハードウェアやソフトウェアの開発者たちが予想していたよりもよかったでしょうか。確実に良かったと言えます。

この部分も、その通り!って感じ。なんかよくわからないところで「今VRがすごい!」「2016年はVR元年!」みたいな感じで煽られていたけれども、実際VR業界の内部ではみんないずれVRが生活の一部になるということはある程度みんな信じていても、「実際の普及がようやく始まるのは2018年頃だろう」とか、「2020年でようやくじゃないか」みたいな感じで予想していた人達ばかりだった。少なくとも、「2016年に急速に普及するぞ!」と言っていた人は見たことがない。

voya.hatenablog.com

俺も2016年の終わり頃に上のエントリのように書いている。

2016年はVR元年!とかいってバンバン話題に取り上げられていたけれども、みんなかなり冷静だったよな。

 

で、VRZONEみたいなVR特化のゲーム施設とかも各地にできはじめていて、DMMの年間売り上げランキングで上位にVR作品(VR界隈が360度動画をVRと呼ぶのを嫌っているのは知っていますが、一般に伝わりやすいんで使っています)が並ぶような状態になっており、2018年は多分もっと安い一体型のVRHMDとかも出るだろうし、ということを考えるとなかなか未来は明るいような気もするんですが、どうでしょうね。

まあVR関連はいわゆる「ブーム」の状態ではあるので、結構体力のない企業とかがつっこんで思ったより稼げず失敗して撤退したり倒産したりもしている状況なんですよね。そう、VRって全然まだまだ稼げないんですよ。まあそりゃDMMとかはある程度稼げてるでしょうが、そもそもVRで本格的なゲームが遊びたいっていう層はまだまだごく一部なわけです。普通に「VR?あー、なんか一時期ニュースとかでやってたね」という層は圧倒的多数なわけです。

この状況が今後数年でジワジワ変わっていくかどうか、ってところですかね。個人的には一体型でインサイドアウト形式のトラッキングを備えたものが3万以下くらいで出てくるとおもしろいことになるんじゃないかなと思うんですが、それは2018年でも厳しいでしょうね。あるいは、iPhone入れてインサイドアウトでいけるものが出たら変わるかな?どうだろうか。とにかく障壁下げてくことですよね。

 

今年も、適度に頑張っていきましょうか。

バーチャルYoutuerについて適当に

適当に書き散らします。根拠も何もありません。

バーチャルYoutuberが最近にわかに人気ですが、現在人気を集めているバーチャルYoutuber達って基本的に日本人がやっている人達だと思うんです。バーチャルYoutuberって別に海外でも技術的にはまったくもって可能なんですが、しかしこれが出てきた文脈って明らかに「アニメ」だと思うんですね。まあ「ゲーム」とかも大枠で含まれるとして、「アニメ的な表現」と連続している存在だと思うんですね。で、アニメっていうのは現在の所ではありますが、「日本」がやっぱり一強でオーセンティックな存在で、それ以外は弱めなわけです。だからこそ「中国のアニメはやっぱりダメ」とか「吹き替えは邪道」みたいな意識が海外で出てくるわけです。(まあ吹き替えはともかくとして、いずれ中国や韓国のアニメというものの存在感というのはもっと増してくると思いますが。日本とはまた違った文脈で。日本のアニメの特徴は「変」なことだと思っていて、それは漫画という裾野の巨大さゆえだと思っているのですが(漫画が直接原作として影響している場合と、漫画というコンテンツが多様であるためにアニメとしても許される表現が増えるという二つの意味です)、それがおそらく中国や韓国にはそういった裾野がないので、このあたりの差異っていうのはまだしばらく残るのではないかと思います。まあどうでもいい話ですね。)

で、バーチャルYoutuberを楽しんでいる海外の人達っていうのはおそらく基本的にネットオタクの人達で、それはつまりアニメオタクでもあり、ゲームオタクでもあるわけです。かなり密接に重なっているところの人達です。Youtuberというのはネットオタクじゃない層も見ていますので、比較したらバーチャルYoutuberを好んでみるような人達は小さめのパイなのですが、とはいえ全世界で見たら当然かなりの巨大さがあるわけです。

ということで、日本のバーチャルYoutuberが海外の人達にもうけているのは、おおいにアニメの文脈にのっているおかげなので、おそらく海外の人達は「日本語のかわいい声で話している、アニメっぽい雰囲気の女の子」という幻想にのっているわけです。だから、英語でバーチャルYoutuberをやる女の子が海外で出てきて、果たして人気を集められるのかどうかというのが日本のバーチャルYoutuberよりも一段難しくなると思います。つまり、彼ら海外のオタク達は日本語がわからないので一枚幻想かませられるわけです。(もちろん翻訳されていますけど、ここで話しているのはそういうことではありません。)で、さらに日本語の響きをオーセンティックなアニメボイスだと感じる人達にとっては英語でのアニメボイスは「偽物」的な感じも抱くと思うのです。だから、このあたり日本のバーチャルYoutuberはだいぶ有利に戦えている感じもあると思います。

で、ここまで書いたところでなんとなく海外の人の意見を読んだらおもしろいことを言っていました。アニメYoutuberコミュニティには、女性があんまりいないから女性が入って嬉しいって言ってる人がいました。オタサーの姫的なあれなのかな?wどうやらバーチャルYoutuberって海外では「アニメワイフ」みたいに呼ばれているようで、やっぱりアニメ文脈みたいですね。「ニコニコでやってた「すごく日本的なこと」をYoutubeに持ってきてくれているから人気なんじゃないかな」みたいな事も言っていました。これについては日本的なことというのがいまいちピンときませんが、全体の雰囲気として確かに海外の人がやる雰囲気とはまったく違うとは思います。あと、ニコニコというのもおもしろい観点で、確かにこういう勢いのあることというのは一昔前ならばニコニコでやっていてもおかしくないですよね。うーん、しかしまあニコニコでやってたら大分形は違うものになっていたでしょうね。お金の動きとかも違うだろうし。のじゃろりおじさんとかはニコニコの雰囲気ありますよね。

あと、どうやら海外の人達的には、アニメとYoutuberの中間みたいな見られ方をしているっぽいのがおもしろいです。「毎日更新されているアニメコンテンツ」みたいな楽しみ方をしているっぽい。

 

うーむ、このアニメという文脈がどこまで強固なのかによって、日本のバーチャルYoutuber達が今後どこまで行けるのかというのが結構決まってくるのかなーという感じがあります。

まあ、つってもこれら全部根拠のない放談なので、普通に英語のバーチャルYoutuber出てきて、すぐに人気になりそうな気もしますけど。

無線電源供給技術がそろそろ本格的に出てくるかも?

japanese.engadget.com

EnergousというスタートアップのWattUpという技術を利用した約1m範囲内で遠隔充電できる送電機が、FCC認証を受けたらしい。1月のCESで実演するとのこと。

元々このWattUpという技術、4,5mとか広範囲に送電できることが売りらしいが、とりあえず1mのものでFCC認証を受けたようだ。FCC認証受けて1月にCESで実演ということは、もしかしたら案外すぐに対応製品とかも出るのかもしれない。海外のサイトでこの製品について知ったのだけど、そこでは「もしかしたらだけど、この送電機の価格とか対応製品とかについてもCESである程度情報が出てくるかもしれない。もしかしたらだけど」みたいな事が書かれていた。

送電機では、下のものが既存のQi互換の製品としてすでに発表されていたが、まだ発売時期とかは2018年中ということ以外未定らしい。

japanese.engadget.com

 

無線充電技術って実現して普及しだしたら世界が結構変わると思っていて、例えば今Apple Watchとかって充電があんまりもたなくて睡眠記録とかつける用途にはなかなか使えないのだけど、こういうのも一定程度解決するわけだ。主要なカフェとかにまで普及したら、ノートパソコンとかでも割り切ったバッテリー量で、そのかわりめちゃくちゃ軽い、みたいなものも出てきておかしくない。(まあNECとかが作ってる700gちょいとかのノートパソコン、バッテリー削りまくってるから今でもあるっちゃあるけど。)VRHMDとかへの電源供給とか。いや、それだけじゃなくて、俺では思いつかないような既存の概念を壊すような製品が出てくるんじゃないかと思っている。(まあ、バッテリーというものが存在するのだから、ワイヤレスなら便利なものっていうのはすでに大概ワイヤレスになってるのだろうけどね。)

アダルトVR動画撮影についてのインタビューがおもしろかった

www.moguravr.com

www.moguravr.com

 

色々と興味深かったので、以下いくつか気になったところピックアップ。

実際に店舗でVR体験したお客様にヒアリング調査をしたのですが、Amazonなどでたくさんの多種多様なVRゴーグルが販売されている現状で、お客様はどれを買えば良いのか迷ってしまい、もう面倒だから「VRを諦めた」という方もいるという調査結果が出ました。

このインタビューしてるVRニュースサイトのMogura VRもたびたびスマホ用VRゴーグルの比較おすすめ記事を出しているが、あれって重要なんだな。まあもちろん、検索しておすすめとか調べるのも面倒くさいって人もいるのだろうけど。

AV男優のジャンルにVR男優という特殊なものが出てきている

これについても非常に興味深かった。VRAVを見ているとなんか下に体は映っているのに、カメラは顔の位置にあるっぽいし、どうなってるんだろう?なんか特殊な装置使ったり編集したりしているのかな、と思っていたのだけど、単純に男優さんがすごい姿勢をしているらしい。首をひねって女優さんの方がなかなか見られない状態らしく、その状態で興奮を維持して、さらに声を出すのは厳禁というかなり特殊技術がいるらしく、「VR男優」というものが出てきている、と。

金井:演出面になるのですが、VR作品だと基本的に男優さんは喋らないですね。男優さんが喋ってしまうと視聴者の方が「俺こんなこと言わないよ」と思ってしまい、没入感が下がってしまいます。


──それは凄い分かります。サガりますよね。

 

金井:そのため女優さん一人が喋る作品が多いです。受身の作品が多い女優さんの中には、自分から攻めるのに慣れていないため、VR撮影に苦戦する方もいますね。主観モノなどの作品に出演されてきた女優さんなどはVR撮影が得意だったりします。また、一人喋りなので、演技が上手い女優さんの作品は自然と没入感が得られるので、人気になります。

これもおもしろい。AVとかだと「女優」とは言っているが、かわいかったり胸が大きかったりすれば演技がダメでもそこそこ人気は出るが(とはいえ、人気のAV女優さんはやはり演技も上手い人が多いと思うが)、VRAVだと「演技力」というのが、かなりのポイントになると。また、VRAVだと女優さんの「体の柔らかさ」とかも重要になってくると。おもしろい。

この後、「あり得ないけれどももしかしたらあり得るかも」っていうシチュエーションが人気なのではとか、実際の行為に入る前の導入の演出というのがVRAVでは重要とか、これまでスマホの容量の問題で長尺の作品がなかなか出なかったけどDMMがPSVRでのストリーミングとかに対応したことで長いものも出てくるようになったとか、色々な話が出てくるのだけどおもしろかった。

 

 

多分、まだ黎明期なので、個人的な技術というのがすごく重要な時期なのだと思う。だから特殊な技術を持っている男優さんが業界で「あいつはうまいぞ」という事になり、仕事が来ることになったり、まだまだどうすればいい感じの作品が撮れるかっていうのがマニュアルみたいになっていないため監督の個人技能に頼らざるを得ず、「監督買い」が起きていたり。あとは、多分だけどまだVRAV、それも日本のものってあんまりネットに違法アップロードされたりしていないのではないだろうか?少なくとも、普通のAVのような惨憺たる状況にはなっていないと思う。いずれブラウザやサイト、HMDがVRのある社会に完全に対応したらVRAVの違法サイトとかも繁盛する事になってしまうのではないかと思うが、現在はまだ色々とハードルが高い。だから見たいという人は購入しなければならず、だからこそ市場としておもしろい状態になっているのではないか?みんなに熱意があるというか。作る側もそうだし、見る側もみんな金を出すので真剣というか。真剣な現場の話はやっぱりおもしろいですね。

Googleとカリフォルニア大学バークレー校が最新の人工音声生成モデルを発表

shiropen.com

 

Googleとカリフォルニア大学バークレー校の研究者が、新しい人工音声生成モデルを論文として発表したらしい。 

最近の人工音声については以下のエントリでまとめた。

 

voya.hatenablog.com

 

これの一番下にあるWaveNetなどを発展させたものらしい。

で、実際にどんな感じなのかというと、こんな感じ。

Audio samples from "Natural TTS Synthesis by Conditioning WaveNet on Mel Spectrogram Predictions"

上のページで聴くことが出来るのだけど、もはや人間と見分け(聞き分け?)ができない。最後に人間が発声しているのと、このモデルが発声しているのを並べているのだけど、本当にどっちがどっちなのかわからない。

一応、外国語であるから、日本語ならばある程度違和感とかもわかるのかもしれない、とも思うのだけど、でも正直これ英語の参考書とかについてくるネイティブが発音しているCDの中身がこのモデルと入れ替わっていても俺はまったく気付かないと思う。まあまだ問題はあるようなので、「今すぐ参考として100%使える!」というわけじゃないのだろうけれども、いずれGoogle翻訳の発声が超リアルになる未来は近いのではないかと思う。

(とはいえ、大分音質下げているようだからそれが上がるとどうなるのかはちょっと気になる。)