IBMが「演算メモリー」を開発
俺の英語力の問題と、知識量の不足のためにいまいちハッキリとは理解していないのだけど、IBMがメモリー内部で演算する、演算メモリー(“in-memory computing” or “computational memory”)というまったく新しいコンピューターアーキテクチャを開発したらしい。これは、従来のものよりも200倍の能力が見込まれているようだ。
おそらくこの下の記事で紹介した問題の、IBMによる別アプローチなのかな?
今後、メモリーとCPUの間の情報のやりとりというのが、相当なボトルネックになるだろうということで、上の記事ではスタンフォード大学とMITの研究者がCPUとメモリーを積層構造にすることでこのボトルネックを解消しようとしているという研究を紹介した。
で、これをIBMでは「メモリーに演算機能を持たせる」という事で解消しようとしているらしい。
最初に書いた通り、俺は多分しっかりと理解はしていないので、しっかり理解したい人は最初のリンク先とか下の動画とかを見るか、あるいは日本語でしっかりしたところが記事にするのを待った方がいいと思う。
IBMはPhase Change Memory(相変化メモリー)というものが、熱したりすると無定形から結晶になったりする性質を利用してメモリー内部で演算機能を持たせることで、記憶装置と演算装置を合体させて高密度、低消費電力、並列計算能力の高いコンピューターアーキテクチャを作り出したようだ。これは特にAIの研究に向いているらしい。
(余談だけど、脳みそが演算能力と記憶能力を同時に持っているのと似た構造になっているのかな。)
最近、自己学習するAIチップをIntelが発表したり、もはや「CPU」という枠組み自体が色々と難しいことになっていて、そこからどう脱却して発展するかを色々な研究機関が考えているのかもしれませんね。